海を隔てた対岸・下関のゲストハウス、ウズハウスとのコラボ企画 「スタッフ交換留学週間」で、
ポルトのおかみは１週間ばかり門司港を離れて、下関で暮らしておりました。
企画してくれたのは、ウズハウスのスタッフまほさん。
この期間中は、おかみの代わりにポルトで皆さんをお出迎えしてくれました。
お越しいただいた皆様、お声がけいただいたご近所の皆さん、本当にありがとうございました。
両岸のみなさんのご協力によりなんとか平和に終わった、学び多き交換留学のレポートをまとめました。
まずは、お互いの宿に遊びに行っただけじゃありません！、という前置きがてら
<本留学のねらい>を掲げておきます。
→勤務先で自分の宿のPRをしながら、
お互いの宿の周辺エリアやまちの人・スタッフにより深く関わって
それぞれのお客さんに両宿を行き来してもらえるようなきっかけ作り
→お互いの宿のオペレーションやサービスを実際に体験してみて
気づいた点や改善する点に気づき、それぞれ共有しあう。
まほさんがお供としてポルトに連れてきたのは、ウズハウス謹製のテリーヌショコラとチーズケーキ。
週末は、まほさんの熱烈ファンも下関から押し寄せて賑わっていたそうで
「よろしく！」と引き継ぎもままならずウズハウスへ向かったおかみがなき後、一人不安そうなまほさんを
ポルトのスタッフやご近所さんも総出でサポートしてくれていたようです。
留学生を全力でもてなしているホストファミリーみたいな光景を思い浮かべてホッとしました。
一方、ポルトのおかみはウズハウスで、気配りの行き届いた優しすぎるスタッフさんと、
カフェオレと茶々を入れに来る沖野社長のもとで６階建ての館内を上から下まで駆け回っていました。
私がウズハウスで提供していたのは
海峡レモン部のウィークエンドシトロンと、てるちゃんのバナナケーキ。
海峡レモン部の活動拠点である下関で、多くのみなさんに味わっていただけて良かったです。
シェアオフィス、レッスンや会議のスペース、お勉強にも、お休みの日にも、
いろんな人がいろんな目的で訪れるウズハウスは下関のまちの人の日々に寄り添っていて
ポルトとはまた違った意味で、その地域に必要な役割を持ってこよなく愛されていることを、
ウズハウスの内側にお邪魔してより一層実感しました。
その証拠に、差し入れの数と、その謎のラインナップはポルトに匹敵するほど。
台所にあったあの大量のもなかの皮、沖野さんは今も少しずつ消費しているのでしょうか。
広い館内は、お掃除を行き届かせるのでやっとのこと。
青空のもと、凄まじい音でうねりをあげる関門の海をバックにお仕事ができるのは気持ちがいいです。
この留学期間の１週間、朝から夜まで関門の海のそばで過ごして気づいたのですが
思わずヨガをしたくなるような清々しい朝の光は下関から、
何もしてなくても「今日もよく頑張った〜！」という気分になる圧巻の夕日は門司港から見るのがおすすめです。
そして、冬に関門を訪れた方なら決して忘れられない思い出となるのは、この時期の風の強さ！
暴風どころか言葉に尽くしがたいレベルのヘクトパスカルは
不要不急の以前に外出意欲を全力で削いでくるので
寒空の下、お店に足を運んでくれるお客さんへのまち案内を考えあぐねていました。
ウズハウスのスタッフをはじめ下関のみなさんとせっかく仲良くなれたので
この地形がおりなす魅力を生かして天候や季節ごとに下関も門司港も楽しめる、
それぞれの旅のスタイルをご提案できたら！と思っています。
さて少しずつ日も長くなり、港まちにも春が近づいてきました。
きっとまだまだ氷山の一角に過ぎないのだろうけれど
下関のおすすめは？って聞かれて、若干食い気味に答えられるくらいにはなりました。
美味しいもの、面白い人、そして素敵なゲストハウスをご紹介します。お気軽にお尋ねください！
