門司港からサシ飲み文化を流行らせたい。
そう思ったのは今から1ヶ月ほど前のこと。
「サシ飲み」とは、言葉の通り、1対1(サシ)で飲みに行くことだ。
この考えに至った経緯には、私の実体験がある。
私は現在、北九州市内の大学に通う学生だ。
友人と「うわぁー恋してぇ!」と叫びながら自転車をかっ飛ばし、日々の学業へのストレスを大気中に放出していた高校生活。やっと手に入れた「大学」への切符を持ち、入学式を心待ちにしていたものの、未曾有のウイルスによって苛まれた。
その日に限らず、憧れの先輩方とお会いしても、なんかカッコいい大人たちとお会いしても、盛大な「歓迎会」といわれるものが開かれることはなかった。
ここまで読んでくださった素敵なあなたに、私はこう伝えたい。
「同情するなら一杯奢って!」
ほんの少し取り乱した。
そんなこんなで私も20歳を過ぎ、かつ少人数での「飲み」というものが許容される「世の中」になった。そこで私は気付く。これまでの常識が大きく流転した現代には「サシ飲み」だと。
たしかに、大人数での飲みは面白い。あの独特な場の雰囲気は人間味があって好き。
しかしながら「サシ飲み」は、相手のことを深く知ることができて、ここぞという時に、相手が今一番グッとくるセリフをぶちかますことができる。つまり「寄り添える」ということだ。そして、そのお店の「料理」や「お酒」を丁寧に味わうこともできる。めちゃくちゃいい。
これは決して「効果的な口説き方」の提案ではない。
私が提案する「サシ飲み」とは、地域のコミュニティが希薄化した現代に、まずは目の前にいるあなたと、熱く、豊かなコミュニケーションを育むための、ニュースタンダードである。(きまった)
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ということで、2022年10月より、私(柴野)と共に「サシ飲み」してくださる方を募集させていただきます。(年齢性別は問いません。多様にいきましょう。)併せて、うちは「サシ飲み」に向いているよ。というお店を、まずは門司港近辺に限定して募集させていただきます。
ぜひ「サシ飲み」を通して、私と私を語り合いましょう。
あっ、ひたすらに人生を語っていただく形でも大歓迎です。
私と「サシ飲み」していただいた暁には、こちらの『ポルト通信』にて記事化して発信していきたいなと思っております。何卒。